【知るシリーズ】合掌

【知るシリーズ】合掌
”知る”ことで
お別れの時間が
あたたかくなりますように
本日は『合掌』についてです。
ご宗派や地域により所説ございますので、
一例として
やさしく読んでいただけますと
幸いです。
◆合掌とは?
合掌とは、
胸の前で両手を合わせる
所作のこと。
仏教のイメージが強いですが、
「敬意」「祈り」「感謝」を表す
行為として、
世界中の文化に共通して
見られる動作でもあります。
葬儀の場では、
故人様への敬意と感謝を
静かに示すための
最も基本的な所作とされています。
◆合掌にこめられた意味
〇心をひとつにする
両手を合わせる動作には、
心を整え、
ひとつにまとめるという
意味があります。
悲しみや動揺で揺れる気持ちを、
そっと静めてくれる時間でもあります。
〇故人様への敬意と感謝
合掌は
「ありがとうございました」
「どうか安らかに」
そんな言葉にできない想いを表す、
最もシンプルで美しい形です。
手を合わせることで、
故人様への敬意と感謝を静かに
伝えることができます。
〇つながりを感じる
合掌には、
自分と故人様とのつながりを確かめる
そんな意味も込められています。
手を合わせた瞬間、
「あなたを想っています」という
気持ちが、
言葉よりも深く伝わることがあります。
〇自分自身を整える
合掌は、
相手のためだけでなく、
自分の心を整えるための所作でもあります。
手を合わせると、
呼吸がゆっくりになり、
気持ちが落ち着き、
悲しみの中でも
”今ここ”に意識が戻ってくる。
そしてその静けさが、
お別れの時間を
支えてくれることがあります。
〇ほかにも
左手は衆生(しゅじょう):一般人・煩悩に満ちた世界
右手は仏様:清らかなもの・神聖な世界 と
されており、
手を合わせることで、
・仏様と自分が一つになる
・仏様への深い信教
・人間の持つ「心の偏り」を
なくし清らかな心になる
といった意味があるとも伝えられています。
◆合掌の由来
合掌の期限は古く、
インドでは
「相手への敬意を示す
最も丁寧な挨拶」とされていました。
仏教とともに日本へ伝わり、
やがて祈りや供養の場で
欠かせない所作として根付いていきます。
宗派によって細やかな意味は異なりますが、
”相手を敬い、心を整える”という
本質は変わりません。
◆さいごに
合掌は、
ただ手を合わせるだけの動作ではなく、
大切な人を想い、
自分の心を整えるための
静かな祈りの形です。
意味を知ることで、
お別れの時間に、
ほんのりとしたあたたかさを
もたらされるような気がします。